衛生管理者で見たことない問題は出題されることもある!その場合の対処法は?

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本記事のタイトルの通り、衛生管理者試験では見たことない問題が出題されることもあります。

後ほど詳しく解説しますが、見たことない問題が出題されたとしても慌てる必要はありません。

今回は日本で一番衛生管理者試験を熟知している衛生管理者マスターの私ヒロヤが、衛生管理者試験で出題される見たことない問題の詳細と、見たことない問題が出題された場合の対処法について解説します。

衛生管理者試験を受験予定の人は必ずチェックしておきましょう。

ちなみにですが、衛生管理者にはたった10時間の勉強で合格できる方法があります。

これさえあれば限りなく少ない努力で合格に大きく近づきます。

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衛生管理者で見たことない問題は出題されることもある!

冒頭でも解説した通り、衛生管理者試験では見たことない問題が出題されることもあります。

X(旧Twitter)やYahoo!知恵袋では以下のような投稿を見つけることができます。

第一種衛生管理者、無事合格してました!

過去問集を試験3回分と空き時間にアプリで勉強してました。

見たことない問題が結構あって焦ったけど、公表問題からも、何問か同じ問題が出ててよかった

出典:@RXLR1plMbhN7yHq

ちまちま勉強していた衛生管理者1種の試験。無事終わりました!

過去問をかなり解いたつもりでしたが、今日は見たことない設問がちらほら

手応えは…ぼちぼちです。どうかなー…? 祈 合格

出典:@ichirikiya

第二種衛生管理者の試験、過去問についてです。

先日試験を受けましたが、過去問の問題集で見かけた問題はほぼなく、問題を開いた瞬間に落ちたなと思いました。

過去問とテキストを往復して勉強し、テキストでも必須とされている場所もしっかり学習しましたが、問題文の言い回しもあるかと思いますが、全く関係なくない?!のような問題ばかりでした。

出典:Yahoo!知恵袋

しかし、衛生管理者試験で出題される問題の大半は過去問の類似問題なのでご安心ください。

例えば、以下2つの問題はともに衛生管理者の過去問ですが、内容がかなり似ていることがわかります。

【過去問1(2020年)】

常時使用する労働者数が 300 人で、次の業種に属する事業場のうち、法令上、総括安全衛生管理者の選任が義務付けられていない業種はどれか。

  1. 通信業
  2. 各種商品小売業
  3. 旅館業
  4. ゴルフ場業
  5. 医療業

【解答&解説】

正解は5・・・(答)です。

総括安全衛生管理者が必要な事業場は以下の通りです。

業種業種の詳細事業場の規模(使用労働者の数)
第1号業種
屋外産業的業種
林業、鉱業、建設業、運送業、清掃業100人以上
第2号業種
屋内産業的業種のうち工業的業種(一部非工業を含む)や多種類の商品を扱う卸・小売業
製造業(物の加工業を含む)、電気業、ガス業、熱供給業、水道業、通信業、各種商品卸売業、家具・建具・じゅう器等卸売業、各種商品小売業、家具・建具・じゅう器小売業、燃料小売業、旅館業、ゴルフ場業、自動車整備業、機械修理業300人以上
第3号業種
屋内産業的業種のうち非工業的業種
その他業種1,000人以上

【過去問2(2023年)】

常時使用する労働者数が 100 人で、次の業種に属する事業場のうち、法令上、総括安全衛生管理者の選任が義務付けられていないものの業種はどれか。

  1. 林業
  2. 清掃業
  3. 燃料小売業
  4. 建設業
  5. 運送業

【解答&解説】

上記の表より、正解は3・・・(答)です。

衛生管理者試験で過去問の類似問題がたくさん出題される理由は、試験の実施回数が多いためです。

試験は7つのブロックごとに行われますが、最も多い関東(東京を含む)などでは年間で約40回も実施されています。

最も少ないブロックでも年間で約15回実施されています。

それらをすべて合計すると、年間で約170回もの試験が実施されています。

このような事実から、1回ごとにまったく新しい問題を作成するのは現実的ではありません。

衛生管理者試験を主催している安全衛生技術試験協会は、あらかじめ大量の問題を作成しておいて、それらをいくつかの組み合わせのパターンに分類して出題していると推測されます。

そうなると、過去問の類似問題や、場合によっては過去問と同じ問題が出題されることも全く不思議ではありません。

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衛生管理者で見たことない問題が出題される理由

衛生管理者試験で見たことのない問題が出題される理由は公表されていませんが、衛生管理者試験を熟知する私の推測では、これは見たことのない問題(=新作問題)の難易度を測るためだと考えられます。

例えば、ITパスポート試験という国家資格では問題数100問のうち8問は見たことない問題が出題されます。

ITパスポートは各都道府県で最低でも月に1回は必ず試験が開催されており、出題される問題のほとんどは衛生管理者と同じく過去問の類似問題です。

過去問の類似問題の使い回しだけでは、ITパスポートの試験自体が陳腐化してしまいます。

試験の陳腐化を防ぐためにも、ITパスポートでは毎回8問の新作問題(=見たことのない問題)を出題し、その問題の正答率をもとに難易度を計測し、次回以降の試験にその問題を追加するかを決めているのです。

※詳しくは「ITパスポートでは見たことない問題が8問出る!知らない問題の対処法は?」をご覧ください。

衛生管理者はITパスポートと違って「毎回8問は見たことない問題が出題される」などのルールはありませんが、見たことない問題を出題する理由としてはITパスポートと同じなのではないかと私は推測しています。

衛生管理者で見たことない問題が出題されたときの対処法

衛生管理者で見たことない問題が出題されて解けなかったとしても、気にする必要はありません。

ほとんどの受験者もあなたと同じように解けないからです。

問題を読んで見たことない問題だと感じたら、その問題はいったん後回しにしても大丈夫です。

見慣れない問題にこだわると、解答のペースが乱れてしまうからです。

ペースが乱れると、焦る→視野が狭くなる→ケアレスミスという悪循環につながりやすくなります。

すぐに解けないと感じたら、迷わずスキップするのが得策です。

その際、後で見直せるように、解答用紙に「未」などの目印をつけておくと安心です。

※目標の消し忘れには十分ご注意ください

一通り問題を解き終えたら、飛ばしていた問題に戻って再チャレンジしましょう。

その際は、選択肢を文脈からじっくり読み取りながら、

  • 明らかに間違っていると思えるものには「×」
  • 判断に迷うものには「△」

を問題用紙に書き込んで、選択肢を絞り込んでいきます。

2〜3個にまで選択肢をしぼれたら、最も一般的で妥当だと感じるものを選びましょう。

それが正解の可能性が最も高い選択肢ということになります。

衛生管理者試験で出題される問題はすべて五肢択一のマークシート方式です。勘で解答したとしても20%の確率で正解するので、空欄にしたまま試験を終えるのは絶対にやめてください。

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衛生管理者で見たことない問題を正解するための勉強法

衛生管理者で見たことない問題を正解するための勉強法は、衛生管理者のテキスト(参考書)を隅々まで勉強・暗記するしかありません。

衛生管理者に関する情報が細部まで記載されているテキストは成美堂出版から販売されている「第1種衛生管理者 集中レッスン」です。

第1種衛生管理者 集中レッスン

筆者の私も実際に購入してみましたが、以下のように、法令のかなり細かい部分までくまなく記載されているので、このテキストを隅々まで暗記すれば、見たことない問題が出題されても解けるでしょう。

実際に購入した「第1種衛生管理者 集中レッスン」

高得点で衛生管理者試験に合格したい人はぜひ購入を検討してみてください。

衛生管理者は見たことない問題が解けなくても十分合格できる

繰り返しにはなりますが、衛生管理者試験で出題される問題の大半は過去問の類似問題です。

衛生管理者の試験範囲は以下のようになっており、合格ライン(合格基準)は各科目の得点が40%以上かつ合計得点が60%以上です。

科目第1種衛生管理者試験(44問)第2種衛生管理者試験(30問)
1:労働生理10問10問
2:労働衛生(有害業務に係るもの)10問なし
2:労働衛生(有害業務に係るもの以外のもの)7問10問
3:関係法令(有害業務に係るもの)10問なし
3:関係法令(有害業務に係るもの以外のもの)7問10問

決して高い合格ラインではありませんので、数問しか出題されない見たことない問題が解けなくても十分に合格は可能です。

なので、衛生管理者を受験予定の人は見たことない問題が出題されることに気を取られるのではなく、過去問演習をしっかりとこなすことを意識しましょう。

ちなみにですが、衛生管理者にはたった10時間の勉強で合格できる方法があります。

これさえあれば限りなく少ない努力で合格に大きく近づきます。

これは私が5年以上も衛生管理者の研究を続ける中で生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。

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衛生管理者における見たことない問題の例は?

「実務家のための労働安全衛生のサイト」には、「衛生管理者試験未公表問の解説」というページが用意されています。

衛生管理者試験未公表問の解説

このページでは、衛生管理者試験で出題された見たことのない問題(=過去問にはなかった問題)の解説が以下のように行われています。

見たことのない問題の解説

情報提供者は衛生管理者試験の受験者なので、必ずしも正しい情報ではなかったり、実際には過去問に類似問題がある場合もあります。

見たことない問題がどんな問題かを知りたい人は参考程度にぜひ見てみてください。

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今回は衛生管理者で出題される見たことない問題について詳しく解説しました。

衛生管理者の対策段階では見たことない問題のことを考えても仕方ありません。

受験者はテキスト(参考書)と過去問演習を入念に行うことだけにフォーカスしましょう。

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